海外生活

意外と知られていない?日本人がアメリカに住むということ〜デメリット編

どんなことにもメリットの裏にはデメリットがあります。

「日本を飛び出して海外に住みたい」と思っても、実際に住んでみると「この面は日本の方がよかったな」ということがあると思います。

私もアメリカに住んでいて、基本的には「楽しい」「きてよかった」という気持ちですがたまに、「日本に帰りたい( ;  ; )」となることもあります。

今回は日本人がアメリカに住むことのデメリットを書いていきます。

意外と知られていない?日本人がアメリカに住むということ〜5つのデメリット編

 

① 家族や友達から物理的な距離が離れる

 

海外生活初めのうちは特に言葉や文化の違いから、孤独を感じやすいです。

家族や友達・いままで築き上げてきたコミュニティーが身近にいる環境を手放すということだからです。

 

ホームシックにもなりがちです。

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だからといって、心地良い場所にいることがそのときの自分にベストな選択だとも限りません。

大切なものや人と一度離れるからこそ見えてくるものがあります。

 

知り合いに元々は兄弟と仲がよくなかったけど、アメリカに来てから以前に比べて頻繁に連絡をとるようになった人がいます。

近くにいるときには喧嘩ばかりだったのが、離れたことでお互いの大切さを再認識したそうです。

 

② 日本食が貴重な高級品になる

 

日本人にとっては「どうやって日本食を確保するか」は大事な問題です。

誰だって生まれ育った故郷の味というものがあります。

普段は現地の食べ物を食べて満足していても、精神的に弱った時や病気になったときに「味噌汁が飲みたい」「炊き立てのご飯と明太子が食べたい」と日本でなら当たり前に手に入る食材が恋しくなるものです。

 

この問題は現地のアジアスーパーやアマゾンを頼れば解決します。

私は月に1回ほどバスで中華系のスーパーにアジア食材を買いに行っています。

納豆を10パックほどそこで買い溜め、冷凍しておくのでいつでも家で納豆が食べれます!

 

また無洗米やうどん、ラーメンといったものも簡単にアメリカで手に入るので、家に常備して小分けにして保存しています。

つかれた日は、あらかじめ3合分小分けにしてある無洗米を炊飯ジャーにいれて、水を入れてボタンのスイッチを押すだけでご飯ができる状態を整えています。

インスタントカレーも常備しているので、スープと組み合わせれば立派なご飯の出来上がりです。

 

私をリアルに知っている人は知っていると思うのですが、日本に帰るたびに入るだけの日本食をスーツケースにつめます。

お湯を入れるだけで飲めるスープや日本茶、乾燥食品といった軽くて美味しいものを選ぶようにしています。

アメリカでも帰るには帰るのですが、高いし香りが少し違ったりもするので、できるだけ日本からもってこれるものはもってきます。

 

③ 言葉の壁がある

 

言葉の壁があるというのは裏を返せば言語習得のチャンスです。

ただ仕事をするにしても勉強するとしてもネイティブスピーカーの人と対等に渡り合えるようになるまでには多大の時間と努力が必要です。

 

恋愛関係においても言語習得は大事なポイントになってきます。

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私の友達でワーホリ先で仕事を探すのに苦労した人がいます。

彼女はその国の言葉を渡航する前から勉強していて現地の人とコミュニケーションを取るのは問題なさそうでした。

それでも、仕事をしてお金を稼ぐとなると、「少し話せる」だけでなく現地の人と対等に話せる力が求められます。

彼女は「言葉の壁がなければ職種が広がるのに、いまの自分の言語力じゃ応募できる職種が限られていてつらい」と言っていました。

結局彼女は日本に帰っていきました。

 

私は彼女の気持ちがわかる気がします。

台湾にいて中国語を勉強していたとき、勉強は楽しかったし彼と台湾暮らしが体験できたことは人生の宝です。

それでも、ワーホリビザで渡って仕事を見つけたかったけれどそれはものすごくハードルが高かったです。

現地の言葉が十分わからない外国人と、その場所出身の人が仕事に応募しに来たら、私でもネイティブスピーカーを採用すると思います。

その職場が「日本語教師」だったとしても、最低限現地の人に日本語を教えられるくらいの現地語の能力が求められました。

 

どんな言語でも言語力0でその場所に行った場合、即戦力になるレベルの言語力に達するまで2、3年はかかると思います。

人生の長い目で見たら、現地で言葉を一生懸命勉強したということはメリットにしかならないです。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があるくらいです。

それでもその間の機会損失という意味では言葉の壁はデメリットになり得ます。

 

④ 安全面に日本以上に気を付ける必要がある

 

アメリカは銃社会です。

地元でも銃事件があるとメールやニュースで知ることがあります。

とはいっても私は今まで誰かが発砲するところを、射撃場以外でみたことがありません。

 

またアンバーアラートといって、昼夜問わず子供が犯罪に巻き込まれるとアメリカにいる人のスマホに警報がなるようになっています。

そこに犯人のナンバープレートが表示されます。

そのようなアラームが数ヶ月に1回なり、ヒヤヒヤします。

 

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日本と同じ気持ちで夜にちょっと一人でコンビニに歩いて行く、などの行動をしていては危険です。

できるだけ明るいうちに用事を済ませて日が暮れてからは家から出ないようにしましょう。

どうしても外に出る逸用はあるなら車を運転するかUberを呼びましょう。

できるだけ家族や友達と一緒に行動した方が安全です。

 

そういったいくつかの気をつけることを意識できれば、必要以上に怖がらなくても大丈夫です。

私はいままで何度も海外で生活していますが、人一倍安全に気をつけて過ごしていて危ない目にあったことはありません。

 

⑤ 家賃を含めた物価が高い

 

 

インフレの影響で物価が本当に高いです。

特に今はアメリカドルと日本円の為替の関係で日本円でアメリカのものを買うとものすごく高く感じます。

どのくらい高いかというと、例えばアメリカのうちの近くのマクドナルドのビッグマックセットが10.25ドルなので、日本円に換算すると約1400円です。

安くて早いのが売りのはずのファストフードが、ちょっとした高級品ですよね。

 

家賃も都会に行けば行くほど、高くなっています。

カリフォルニアに住む知り合いは、家賃が高すぎて一人暮らしなんてできないと言っていました。

子供二人とも大人でお金を稼いでいて、親子三人で割ってやっと払える額だそうです。

 

教育にかかるお金もアメリカは高いです。

またアメリカのうちの地元の大学は地元でも良心的な学費だと評判です。

それでも外国人や外の州出身のアメリカ人価格で、1セメスターで大体7000ドル(約100万円)必要です。

大学院卒業のためには最低6セメスターかかるので学費だけで600万円。

さらにそこに家賃や生活費がかかってくるわけですから、お金がかかります。

 

その代わり、現地で働いて給料を得るというのなら、この物価の高さはメリットになるでしょう。

日本でインフレが起きているにも関わらず賃金が上がらないことが問題になっています。

いっそのことアメリカに移って高い水準の給料をもらって、節約して生活した方が、日本で生活するよりもお金が貯まる可能性が高そうです。

 

まとめ

 

意外と知られていない?日本人がアメリカに住むということ〜5つのデメリット編」についてご紹介させていただきました。

① 家族や友達から物理的な距離が離れる

② 日本食が貴重な高級品になる

③ 言葉の壁がある

④ 安全面に日本以上に気を付ける必要がある

家賃を含めた物価が高い

 

世界のどこに住んだって、合う人には合うし、合わない人には合わないのです。

どの場所にも良い面とよくない面があります。

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メリットとデメリットは隣り合わせです。

捉え方を少し変えれば同じことがメリットにもデメリットにもなり得ます

 

例えば⑤の物価が高いことは、お金を払う立場ならデメリットになるし、お金をもらう立場ならメリットになります。

刻一刻と変わる世界情勢の中で情報を手広く集め、そのときの自分に最善な決断をしていきましょう!

一つ一つの決断が人生を作ります

 

 
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