日本語教育能力検定試験

日本語教育能力検定試験合格までの受験記録 その3 使用した参考書は?

こんにちは。

大学のオリエンテーションやトレーニングがはじまり、日々慌ただしくなってきました。

 

ブログの更新は毎週月曜日にできるようにしていこうかな、と考えているところです。

エクステンダーにより部屋にwifiが通じたので嬉しい!!!

 

今日は日本語教育能力検定試験の勉強で使用した本について記録も兼ねてまとめます。

 

使用した参考書

まず、参考書の中で、「買ってよかった、全員に必要だ」という本と「人によって役立つかも」という本と、「うーん、なくてもよかったかな」という本にわけて分けました。

基本は独学で進める前提です。一番の苦手は音声でした。不安があったのは記述です。

 

①買うべき 独学の勉強で必要だったもの ベスト3

「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」は、この試験を受ける上でバイブルとも言える本です。

この本を何度も繰り返しパラパラとめくって、でてくるキーワードについて一通り「説明できる」という状態にするのが、まず第一目標でした。

が・・・この本を全部説明できるまで読み込むのは無謀だ、という判断に至り、最終的には「なんとなく意味がわかる」状態にすることを目指すようになりました。

過去問を勉強していて、よくわからない言葉に遭遇したときに、辞書代わりにも活用していました。

問題も適度についているので、この本をもって外出し、暇になったら読むか問題をとって定着度を測るかをひたすら繰り返しました。

 

 

「合格するための本」はお守りのような役割でした。

最新の情報や、合格した先輩たちの情報がのっているので、試験の合間の息抜きに読んでいました。

「試験に受かったら、将来的にこんな方法もあるのか。。。」と妄想することにも役立ったりして ^^

また、試験直前もこの本を読んで、気持ちを落ち着けられました。

 

 

「過去問」は、なくてはならない必須の教材です。

これなしに問題だけ解いていても、試験で点が取れるようにはなりません。

かくいう私も、過去問を解くと正解率に目が行き「合格点とれない!」と焦ってしまうので、昔は敬遠していました。

でも、英検1級受験とこの日本語能力検定試験受験にむけて、「本気で取り組もう」と決めたとき、過去問は避けて通れないものでした。

試験の2−3ヶ月前ごろから過去問中心の学習プランをたて、何度も本番形式で問題を解きました。

そして解きっぱなしではなく、答えに至る道筋を理解する、ことを繰り返しました。

そのおかげで、時間が限られていた中でも集中して、「テストにでる必要な情報」中心の勉強ができたので、効率よかったです。

 

ただ、日本語教育能力検定の過去問には解説がついていません。

復習の時にそれでは困ったので、kindle unlimited会員の人なら無料で読める、解説集を別に利用して復習していました。

 

②必要に応じて買ってもいいかも 独学の勉強で役立ったもの

これらは、苦手な場合は合ってもいいかも、と思った教材です。

私には役立ちました。

 

「改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40」からは記述式問題に対する心構えと書き方を学びました。

記述に対しては何から取り組んで良いか全くわからなかったので、教科書的な解説を求めてこの本を買いました。

「講義編」と「実践編」にわかれており、講義で考え方を習った上で、それを実戦で生かすことができます。

 

例文を使って話が進められていて、どこがどうしていけないのか、試験本番ではどのような考え方で書いていかないといけないのか、わかりやすかったです。

ある程度赤本を進めて、日本語教育についての基礎知識が頭に入った上で、この本を隙間時間に読み進め、1週間ほどで読み終わりました。

試験前になって過去問を活用したときに、「実践編」の解説とリンクさせながら、「本番で自分だったらどうやってまとめるか」を想像しながら勉強しました。

 

 

「日本語教育能力検定試験に合格するための文法27」は、文法に興味をもつきっかけをくれました。

私はもともと外国語学習においても文法が苦手で、「文法ってどうして勉強しないといけないんだろう」と中学の頃から思っていました。

 

でも、今回の受験勉強にあたって、文法項目が多く出題されるので、日本語文法を勉強しなければならない状況になってしまいました。

文法嫌いの気持ちのままだと試験勉強が楽しくない。どうせやるなら面白さを味わいたいな、と思っていました。

 

その点、この本は「留学生に日本語を教える」という視点があり、英語や中国語など、他の言語と比較して日本語の文法が説明してあります。

ただの文法説明ではなく、「実際に日本語学習者に質問されたときにどう説明しよう」という問いに答えてくれる内容になっています。

だから、文法嫌いの私でも、飽きずに最後まで読み切ることができました。

 

 

「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 合格問題集 第3版」は、過去問の1冊として活用しました。

厳密に言うと過去問ではなく問題集ですが、問題解説がついているので重宝しました。

日本語教育能力検定試験の過去問には、残念ながら解説がついていません。

過去問とは別に、誰かが解説している別の本やYouTubeをみて、復習しなければならず、効率が悪いです。

 

その点、合格問題集にはちゃんと解説がついていたので、過去問に取り組む前にこの問題集に取り組み、足りないところを補う勉強に役立てました。

 

③買わなくてもよかったかも 独学の勉強で(私はあまり)使わなかったもの

「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 分野別用語集」はあまり使うことなく終わってしまいました・・・。

せっかくこのシリーズの本を2冊買ったので、ついでに用語集もゲットしよう!と勢いで購入しました。

もちろん、なんども問題集や過去問で出会った、難しい単語について、意味を調べるのには重宝しました。

 

でも、本当に難しい時には、インターネットやYouTubeで調べると、自分にとってわかりやすい説明に出会いやすかったです。

例えば、映像がある方がわかりやすい人、音として入ってくる情報を理解しやすい人・・・人によって理解しやすい方法は違います。

そのキーワードの背景は、「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」の索引で調べ、周辺を読み込むことでわかります。

振り返ってみると、わざわざ用語集を買わなくてもなんとかなりました。

 

参考にした kindle本

私は海外で暮らすようになってから、必要に応じてkindle unlimitedを活用してきました。以下ブログ参照

海外にいても大丈夫!日本から情報を得る方法3選

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登録してある電子書籍なら、月額980円で読み放題だし、初回30日無料で利用できます。

ちなみに、kindle大好きになりすぎて、自分でも日本語教師について2冊本を出してるので、みてみてください。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回の試験勉強でもkindle本を活用しました!

 

公式過去問週には解説がついていません。

でも、だからといって一から調べるのでは時間がかかりすぎて、効率が悪いです。

そんなときに出会ったのが、このkindle過去問解説集です。

問題を解いた後に、該当する年の過去問を探し、それをiphoneにダウンロードして常に読めるようにしておきました。

解説集のおかげで、過去問の復習に当てる時間を大幅に減らすことができました。

 

 

また、kindleに過去問解説があったので、他にも読み物がないか探していたときに出会ったのがこちらの本です。

私よりもさらに準備時間が短い3ヶ月で合格した方法!ということで、一気に読みました。

それから、この本もiphoneにダウンロードしいつでも読めるようにしておき、自分の勉強ペースとすり合わせながら、自分の残り時間と、試験前にやるべきことの優先順位を確かめるのに役立てました。

 

参考にしたDVD

これは完全にプラスアルファですが、私は映像で勉強するのが大好きです。

高校のとき地理が苦手でしたが、サンドイッチマンがでているNHK地理講座をみたことがきっかけで地理が好きになり、

受験勉強の合間にサンドイッチマンを楽しみに番組を見て地理を勉強しました。

 

その経験から、日本語教育について勉強できるDVDを探していたときに見つけたこちらの教材も活用して勉強しました。

とは言っても、全部見るのは時間が足りなかったので、一通り本で自分で勉強した上で、「理解がたりない」「もう少し詳しく勉強したい」と思った分野に絞ってDVDも活用しました。

 

特に音声分野が苦手だったのですが、図を使ったわかりやすい先生の説明を聞いているうちに、苦手意識がするすると抜けていくのがわかりました。

ちなみに、一緒に見ていた母も「へえー!日本語についてこうやって勉強したことなかったから、新鮮!」と喜んでくれました。笑

いまでは母もすっかり日本語教育の虜です。

教材を使って独学で勉強する +α で必要なものは・・・情報です!

独学で勉強しているときって、周りに同じ目標の友達がいなかったり、少なかったりすることが多いです。

最新情報はYouTubeや雑誌、インターネットを活用することである程度自分で調べることができます。

 

だけど、モチベーションがさがってしまったときや、疲れてきたときに、励まし合える友達が欲しいな、と思ったことが何度もありました。

私のおすすめは、twitterのアカウントを作って、同じ目標を目指している人をフォローすることです。

試験前に周りの人がどんな勉強をしているのか、自分の計画に抜けているものがないか確認でき、ペースがつかめます。

気分が落ちたときにも、志が同じ者同士で交流すれば、オンライン上で励まし合うことができます。

 

また、日本語教師をしている人や、検定について情報発信している人もフォローすることで、検定合格後の自分の姿をイメージしたり、自分だけで集められる情報を補うこともできます。

とくに「公認日本語教師」についての流れや「東京オリンピック」など、その年その年でキーワードはかわります。

そんなときに、それらの話題についての意見を普段から目にできる環境を作っておけば、万が一試験に出た時にも「ああ、あれのことね!」と焦らず取り組むことができます。

 

世の中は「頭がいい人が成功する」わけではなく、「情報を制する人が成功する」世の中だと感じる今日この頃です。

自分にとってストレスなく、でも確実に信憑性のある情報を集めやすい方法を探し、それらを味方につけることができれば、試験勉強も捗ります。

みなさんの試験勉強を応援しています!

 

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