日本語教育

オンラインで日本語を教えたら世界中に友達ができた話

2021年にitalkiというサイトでオンライン日本語教師をはじめてから3年が経ちました。

あのときitalkiをはじめたおかげで、人生が何倍も豊かになったと感じています。

あのタイミングではじめて、たくさんの人に出会えてよかった!

改めてオンライン日本語教師として働くメリットについて書いてみます。

 

オンラインで日本語を教えるメリットはたくさん!

メリット数えきれないほどあります。

今回は5つだけ選んだけれど、紙いっぱいに書ききれないほどのメリットがある自信があります(笑)

 

例えば、そのときのライフスタイルに合わせて働き方を自分で簡単に調節できるのもよいところです。

私が日本語教師をはじめたころはそれが本業の働き方でした。

でもそれから大学院生になったり、別の仕事をしたりする時期があったりしたときも、時間を調整しながら日本語教師の仕事はずっと続けることができていました。

 

わかりやすく「誰かが日本語や日本の文化のことを知る役に立っている」と感じることができるのもメリットです。

人は貢献している感覚があるとき、幸福度を感じるそうです。

まさにオンライン日本語講師はその瞬間がたくさんあります!

 

リピーターの学生さんがついてくれることで、お金を稼ぐ手段がずっと途絶えないことも心を安定させてくれます。

学生さんは世界中にいるので、自分がどの国にいてもある程度時差を調節しながら合う時間を合わせられるのも助かります。

 

たくさんの経験と自信、勇気、経験、優しさ、いろんなものをくれる学生さんに感謝でいっぱいです。

私がはじめた当時から教えている学生さんたちはむしろ家族のような存在です。

そんな日本語講師の魅力を他にもいくつかご紹介します。

 

この記事でお伝えしたいこと: 世界中に友達ができた!オンライン日本人教師になって夢が叶った話

 

① 世界中に友達ができる

 

日本語を勉強したい、という方がインターネットを通じて世界中から学生としてコンタクトしてきます。

ということは、自然と世界中に知り合いが増えていくということです。

 

もちろん、一度のみ受講してそのままになってしまうケースもあるし、問い合わせてきてくれた学生全員と「友達」となるわけではありません。

人間同士の関わりなので合う合わないは必ずあります。

 

ただ、その分「この学生(先生)と合う!」となったとき、国を超えて「なんて素敵な人なんだ」と尊敬できる人と出会える可能性があります

レッスンではもちろん日本語を教えることが中心ですが、できるだけ学生の日常生活に関わるトピックを例にして説明します。

そうすると自然と、レッスンの中で「ご家族は元気ですか?」「友達とはどこで遊びますか?」と個人的な話がある程度でてきます。

 

その学生ともオンラインで会ったことしかなく、ましてや家族の方とも会ったことがないのに、毎週関わる身近な存在となります。

私は夫と共に世界中いろいろなところに住んでいましたが、どんなに誰かと仲良くなっても毎週会う人、というのはなかなかいませんでした。

 

相手が忙しくても、こちらが旅行中でも、時間さえ合わせられれば結構な頻度で関わるのでかけがえのない友達のような存在に何人も出会うことができました。

そのような人生でも貴重な出会いを何人ともできて、オンライン日本語講師をはじめて本当によかったと思います。

 

② 日本語に言語として興味が湧く

 

レッスンの中で相手の学生の母語に合わせて、日本語を英語や中国語と比較して教えることがあります。

例えば「英語ではほぼ "I" や "You", "He/She" と主語で文章をはじめるが、日本では高い確率でその主語を省略します。」や、

「中国語では文の中である程度決まった語順があって、それを入れ替えると意味がわからなくなってしまうけど、日本語では語順がそれに比べてある程度フレキシブルです。」

といった趣旨のことです。

 

そうやって他の言語と日本語を日常的に比べているので、日本語を「世界のたくさんある言語の中の一つの言語」として捉える目が育ってきたように思います。

日本語を教える前は、私にとって日本語は空気と同じくらい、そこにある身近な存在でした。

 

でもいまでは、よく「確かに、学習者が指摘するのももっともだ。どうして日本語ではそうなのだろう?」と日本語の文法や語彙について考えるようになりました。

もともと語学学習が好きなので、自分の母語である日本語をそのように中立的な立場で見れるようになったのは楽しいです。

 

③ 多言語を学ぶモチベーションがあがる

 

私はある程度英語がわかりますが、中国語は簡単な日常会話レベルです。

でも日本語を教えるときには自分のもっている知識を総動員して教えるので、自分が学んだ内容であろうがなかろうが、ネットで検索してでも相手にもわかる言葉で伝える場面がでてきます。

 

目の前に「伝えなきゃ」と必死になれる機会があるので、自分の言語習得のモチベーションがとても上がります

また自分の学生が「日本語0レベル」→「スラスラ日本語で私と会話できる」レベルまでメキメキと力をつけていく様子を目の当たりにして、「自分にもまだ努力できることがあるのではないか」と感じられ、良い刺激となります。

 

④ 場所を選ばず働ける手段になる

 

私は新卒でベトナムで就職してから、数ヶ月〜数年ごとに住む場所を変えて生活していました。

普通に考えるとその度に仕事を1から見つけなければならず、現地の言葉が流暢でない場合は収入が全くないという状態もできてしまいます。

 

そんなときオンラインでお金を得る手段があると、人生の自由度がすごくあがります

これはオンライン日本語教師に限らないと思うのですが、ブログでも、ライターの仕事でも、Webサイト作成でも、なんでもそうだと思います。

 

「いざとなれば私はこうやって働ける」という目処があれば、いざどこか行きたいところができたときに「えいやっ」と飛び出しやすくなります

そういう意味でこの仕事と出会ったおかげで、より前向きに人生のやりたいことリストを叶えていけるようになりました。

 

⑤ なんでもネタになる

 

日常生活が「レッスンに使えるかも」となんでもネタになります

特に日本に帰ってからは日々そう感じています。

 

ファミレスでドリンクバーを頼んで、「そうだ、ドリンクバーって日本独特かも」とその様子を動画にとったり

通勤ラッシュを経験して「この経験はレッスンで話せるぞ」と嫌な体験がポジティブなものになったり

 

夫がアメリカ人で日本語を勉強しているので、彼の反応をみることで「そうか、これは日本ならではなんだ!」と知ることもあります^^

世の中には、自分にとって当たり前なものが、みんなにとって当たり前とは限らない、ということだらけです。

この仕事をしていることで、それを逐一シェアする場があるので普通の日常が「ネタ」となり、より楽しめます。

 

まとめ

「オンラインで日本語を教えるメリット」についてご紹介させていただきました。

① 世界中に友達ができる

② 日本語に言語として興味が湧く

③ 多言語を学ぶモチベーションがあがる

④ 場所を選ばず働ける手段になる

なんでもネタになる

 

コロナがあってからは、オンラインで言語を学ぶ、というスタイルが流行りました。

それに伴い、講師の数も増えたので学生を集める競争率も高くなってしまいました。

オンライン日本語講師としてそれだけでやっていくことができるのは、一握りの人かもしれません。

 

それでもニーズがある以上、工夫次第で集客したり差別化したりしたりして、まだまだやっていくチャンスはあります。

私はオンライン日本語講師になったことで、世界中に友達を作るという人生でやりたかったことができました。

少しでも興味があったら、まずは挑戦してみてください^^

人生なんでも経験です!

 

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