目次
出会ったときから「結婚する!」とは思っていなかった私たち
彼と出会ったのは3年以上前ですが、初めからお互いに結婚する、と思っていたわけではありません。
付き合っていくうちに、だんだんと「結婚」という選択肢が具体的になってきました。
今回は自分達の中で、いつ結婚について意識したのか振り返ってみたいと思います。
少し長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです ^^
① 異国の地での彼との出会い
2020年4月から私はとあるアジアの国で働いていました。
そのころは憧れの海外就職に成功したものの、現地の日本社会の中で仕事に明け暮れる日々を送っていました。
充実感を感じつつも、せっかく海外にいるのに日本語以外話しておらず、あっという間にすぎる日々に少しずつ焦りを感じていた。
どんな過ごし方をしても2年か3年で海外生活は終わります。
その間に誰と出会い、どんな過ごし方をするか、は大事だと思って行動するようになりました。
かといって、私のいくところといったら職場と自宅の往復とたまに仕事の仲間と外食する程度だったので、当時は行動範囲がせまかったです。
そんなときにインターネットで出会ったのが彼です。
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そこでの生活が残り7ヶ月というときに出会い、惹かれつつも「もっと早く出会えていたら…」という気持ちがありました。
せっかく好きになったとしても、そのあと順調に付き合い続けられるかわからなかったからです。
付き合い続けるにしても、遠距離にはなってしまう…。自信がなかったです。
→①の時点で結婚はおろか、今後の付き合いを続けていける覚悟を(おそらくどちらも)もっていなかったと思います。
② 一度危機を乗り越えつつ、毎週末デートを繰り返す
そんな迷いの気持ちは出会った当初、どうも彼にもあったようでした。
出会ってから毎週末のように会っていたけど、4ヶ月が過ぎたあるとき「君と時間を過ごすのは本当に楽しいけど、この先のことを考えてこのまま付き合っていきたいかわからない」と言われました。
自分だって不安を抱えながら彼と付き合っていたくせに、いざそう言われると「相手は、私との付き合いをその程度だと思っていたんだ…」とショックを受けました。笑
勝手ですよね。
「気持ちに迷いがあるのなら、もう今までのように会わない方がいいね。」と言って、一週間ちょっと全く連絡を取らなかったと思います。
尊敬する恋愛コーチを当時されていた、キーリー聡美さんの教えにしたがって行動していたので、こういうときに追いかけない方がいいことを知っていました。
平日はお互い仕事があったけど、毎日テキストのやり取りはしていたから、全く連絡をしないのは初めてでした。
でも「引き止めるようなことはしない。」「こっちから絶対に連絡をしない。」と決めて本当に連絡しなかったです。
毎日仕事に次の生活への準備に忙しかったのも、よかったです。
そのうち彼から「一度離れてみて、このまま君に会えなくなる方が、遠距離で離れる不安よりも辛いとわかった。ひどいことをしてごめん。やり直したい。」と言われました。
そしてそれからまた会うようになり、そのタイミングで程なくコロナが世界中で広がりました。
幸か不幸か、コロナの影響でそれまで激務だった仕事が落ち着き、勤務時間終了後の当たり前だったサービス残業がなくなりました。
それに伴い金曜日の夕方4時半ごろから月曜日の朝8時前まで、全く仕事のことを考えなくても大丈夫な状態に、初めてなりました。
だからその時間をフルに彼と過ごし、今まで以上に一週間の中で一緒にいる時間が増えました。
そうやって長い時間彼と過ごすようになり、はじめて"I love you"と言われました。
遠距離に突入する少し前のことでした。
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“I love you”と言われたければこれを言ってはいけません。
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そしてコロナの影響で期限のわからない遠距離に突入しました。
ちなみにこの時点で当時、私は夏からアメリカの大学院にいくことが決まっていました。
彼とはアメリカで再会するかな?と思っていました。
奨学金付きのプログラムで合格までもらっていたのでしたが、コロナにより急遽キャンセルになってしまいました。
→②のとき彼とはまだまだ、「結婚」なんて先の先くらいに思っておりました。
なんせやっと "I love you"と伝え始めたところでの遠距離突入です。
遠距離になることで、「お互いのそばにいてお互いを知っていく」という過程はストップしてしまいました。
③ 出会って半年で期限のわからない遠距離恋愛に
いよいよ私は仕事の契約が終わり日本に帰らなければならなくなりました。
彼はその場所にいたので、日本に帰って少ししたら、私は旅行がてら彼に会いに帰ってくる予定でした。
でもコロナで飛行機の便はなくなり、旅行で海外に行くこともできなくなっていきました。
遠距離中の詳しいことは、他のページでもまとめていますが、会える見込みが見えてこないのが本当につらかったです。
それでも新卒で働いていた仕事の契約が終わり、それまで「やりたいことリスト」に溜めていた目標を少しずつクリアしつつ、充実した生活を送ることを心がけました。
普段から、遠距離になるときは特に、「彼一色」にならない方が恋愛はうまくいくと考えています。
海外にいたことでしばらく会うことができなかった家族とも一緒に時間を過ごしました。
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彼とも無理のない程度に連絡を取り合い、できるデートを楽しみました。
映画をみたり、Uber Eatsでランチをプレゼントしあってビデオ通話しながら食事をしたりという感じに。
そのうち少し待ったところで彼の場所に行くことも、彼が日本に来ることもできなそうな雰囲気になってきました。
彼と次にどこで会うか考えていく中で、
「二人のいる場所の中間地点で会うなら現実的なのではないか?」
ということになり、私の日本での用事が全て終わるタイミングで、台湾にうつった。
過去の恋愛の失敗から、「私には遠距離は向いていない」と思っていました。
彼の方も「遠距離大丈夫だよ。やっていける。」というスタンスではないようでした。
それでも、距離が離れても安定してコミュニケーションがとれ、安心感をくれる彼の好感度が上がっていきました。
→③ 実際に会えていない時間だったので、「結婚する」という考えにはまだ至っていませんでした。
でも「これから先の人生で、何か困難があっても、彼とならチームワークが組めそうだ」という予感がしました。
④ 急遽異国の地で再会し1年弱の同棲生活
久しぶりに会った彼は記憶の彼とは異なるようで緊張したのを覚えています。
でもぽつりぽつりと話し始めて「あ!この人がこの会えなかった間連絡を取り続けた彼だ。」と少しずつ実感がわいてきたものです。
それまでの彼とのデートではそれぞれの家がある中で、お互いの町を行き来していたのでプライベートと彼との時間の区切りができていました。
でも今回はずっと一緒なのでいい面も悪い面もお互い隠せなくなってきてストレスもそれなりに溜まりました。
価値観の違い、経済状況の違いなど、ありとあらゆることで喧嘩した時期です。
大喧嘩したときには「異国の地まで来て、何やっているんだろう」と虚しい気持ちになったことも多々あります。
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あと遠距離中は「どうやって一緒に入れるようにするか」ばかりを考え、二人の将来のことまで考える余裕がなかったです。
だから実際一緒になってから、その次のプランもなかなか描けませんでした。
当時、彼と話していく中で、結婚に向けての気持ちに彼と自分に差があることに気づきました。
私としてはすぐ結婚、とはならないとしても「遠距離を乗り越え、国を超えてお互いに会いに来た」ということで、今回の同棲は結婚に向けての価値観のすり合わせくらいの覚悟をなんとなくもっていました。
彼との恋愛期間が1年過ぎ、喧嘩しつつも一緒に過ごす安心感も同時に増えていった頃、思い切って結婚についてどのように考えているか聞いてみました。
そうしたら、「自分は大学院も考えているし、そのためのお金を溜めている最中。少なくとも大学院が終わるまでは、家族を養う『結婚』についてなんて、悪いけど考えられない。」と言われてしまいました。
えー。。。。。
確かに自分だって大学院を考えていたし、結婚する前のやりたいリストにもまだまだ達成できていないものがありました。
だから少し待つことは問題なかったけれど、彼に全く結婚についての意識がなさそうということに少しへこみました。
それでもここでその時点での彼の価値観を聞けたことはよかったです。
それまで彼から強制されたことは一度もないのに、結婚前だけど一緒にいるということで「料理や家事をしっかりしなきゃ」というプレッシャーを勝手に自分の中で感じていました。
だけど、今回のことがあって、彼のことを「同居人」くらいに考えるようになりました。
重く考えないように意識を変えました。
「シングルの今、自分のキャリアや将来のために必要なことを優先して過ごそう」と決めたことで気が楽になりました。
彼と結婚しようがしまいが、「自分にとって成長できた」と胸をはって言える時間にしようと覚悟が決まりました。
そうこうしているうちに、1年前にコロナでキャンセルになったアメリカの大学院にいく話が、私のところに再度やってきました。
2021年の4月ごろに、「今年の夏から始まるアメリカでの大学院、やってみないか?」と声をかけてもらいました。
なんでもいくはずだった人が行けなくなって、急に空きが出たそうです。
彼は当時、その年の夏から私と一緒に日本に来て日本にある大学院に行くことを考えていた。
だから土壇場で二人の計画を変えてしまうことをすごく迷いました。
彼に話すと彼も混乱して「急に行き先を変えるのは、頭の切り替えが難しい。全部もう願書も送ってしまっているし…」とあまり良い返事でもなかったです。
台湾に住む国際結婚を経験している日本人の美容師さんに話を聞いてもらったのを覚えています。
そのとき「女は特に、結婚によって人生が影響されやすい。ましてや子供ができたらますます、『海外大学院進学』なんて夢の夢になる。例えそのときの彼とお別れすることになったとしても、やりたいことを優先した方がいい。」と言われたのを覚えています。
少し前に結婚についても彼と話していたので、「お互いシングルで、結婚を約束した身でもないというのは、自分の将来の夢を優先しても良い最後のチャンス。万が一これで彼が東京に行くことになったとしても、後悔のない選択をしなければ。」とアメリカ行きの覚悟を決めました。
結局、決死の覚悟で彼に決断を伝えようと家に帰ると彼の方から「おとといは取り乱してごめん。本当は頭ではわかってた。君のアメリカの大学院に行く方が、僕たちにとって筋が通っているということも。ただ、自分は急に計画を変えることが苦手で、パニックになっていた。」と言われました。
改めて「私は、アメリカの大学院にいきたいと思っている。あなたはどうする?」と聞くと「一緒にアメリカに帰る。君の大学院の近くで、僕も自分の専門を勉強できないか調べてみるよ。」と言ってくれました。
今考えると自分の将来ばかり優先するのではなく、私と彼にとってベストな選択を考えてくれる彼とだから、例え結婚の話が早い段階で出ていなくてもそこまで気にならなかったのだと思います。
そのとき私は「(例えはじめに混乱したとしても)このとき彼が覚悟を決めて私の将来を優先してくれたことを、私は一生感謝することになるだろうな。」と思いました。
結局、私に声をかけてくれた大学院プログラムの教授が本当に良い方で、彼と一緒に三人で詳しい話を聞くためにビデオ通話し、彼がどのようにしたら私と同じ大学院で2年間で卒業できるかを親身になって考えてくれました。
そのおかげもあって、晴々とした気持ちで急遽アメリカ行きを決めて、私はビザと留学準備のために6月ごろに一度日本に帰りました。
彼は8月ごろまで台湾にのこり、アメリカの彼の故郷でまた落ち合いました。
→④のときには、彼の家族や友達と初対面したけれど、まだまだ「結婚」とは考えていなかったと思います。
だけど「将来につながるパートナー」という気持ちが台湾に一緒に行ったときより強かったのを覚えています。
自分の人生設計の中で結婚願望があると伝えることは大事
自分が望むものを自分でわかっていて、それを言葉にできる人は素敵だと思います。
夢というのはなんとなく漠然と考えているだけでは叶いません。
言葉にして、周りの人に伝えていくことで実現していくものです。
だから彼氏に対しても、焦って自分本位になるのでなければ、自分の人生で望んでいることをどんどん話すことはいいことだと思います。
ただ、結婚に対しては言い方が大事です。
「あなたと結婚したいの!」という押し付けではなく、自分の人生設計はこんなふうに考えているけど、あなたのはどう?というあくまで「自分軸」の伝え方がおすすめです。
⑤ 大学院のためアメリカに2人でわたり、そこでプロポーズ
アメリカに来て2年間の留学プログラムは本当に苦労の連続です。
彼に英語やアメリカの生活諸々を頼ることができるのは本当に助かっています。
だけど、二人ともの大学院の課題、大学院に払うためのお金稼ぎ、大学院後の仕事を決めること、日々の生活…
出会った頃や台湾に行った頃は、日々の仕事のことだけ心配していればよかったのが、もっと忙しくなりました。
ただ、より明確に「将来につながる苦労をいま前借りしている」という充実感があるので将来への不安は少し減りました。
一年たった夏休みに日本に一時帰国しました。
2ヶ月まるまる帰ってから彼に再開すると「こんなに長く会えないのはいやだ。将来の結婚について、はじめて本気で考えた。」と言われました。
「少し離れた方が結婚について考えてくれるんだ」と少し意外な気持ちでした。
だけど「大学院を卒業したら、プロポーズをして、そこから1年後くらいに結婚できればいいな」と言う彼の話を聞いていくうちに、「それは、ちょっと時間かけすぎでは?」と突っ込んでしまいました。
ビザをとるにしても、別の場所にいくとしても、国際結婚は時間もお金もかかります。
大学院を卒業してしまってからでは、そこから年単位で離れ離れになってしまう可能性もあります。
そこでまた遠距離になって、一緒になれてからいよいよ二人の未来へ…というのでは時間がどんどん過ぎていってしまいます。
これまではあまり結婚の話をしてせかさないように気をつけていたのですが、ここでははっきり目に伝えました。
「私はあなたと3年付き合ってきて、もうそろそろプロポーズとかの結婚の話がでなかったら、二人でずっと一緒にいる将来のことを考えるのが難しくなってくると思うよ。」と。
「プロポーズをプレッシャーに感じているかもしれないけど、実際に国際恋愛で大変なのはそれからだ。例えば日本では結婚する前に両親や家族に結婚の挨拶をしてから結婚式に進む。私たちの場合はどこに住むにしても、少なくともどちらかがビザを取らなきゃいけないからそれにも時間がかかるかもしれない。本当に結婚を考えてくれているのなら、今年中にプロポーズしてほしい。最悪家族に挨拶に行けなかったとしても、zoomでもいいからそう言ったことは抜かしたくない。」といろいろと結婚にまつわる考えていることを伝えました。
彼はただでさえ大学院を無事卒業できるのか、お金がためられるのか、忙しい中で仕事と課題と家のことと両立できるのか、プレッシャーに感じていたところだったと思います。
そこにプロポーズの準備などとてもじゃないけどできない、と初めは大反発していました。
だけどビザに時間がかかること、私たちの場合は大学院卒業後にまた日本でもアメリカでもない第三国に行きそうで、その2年が終わるまでは簡単に日本やアメリカに帰れなさそうなことを少しずつ話し合っていきました。
なんでも計画して時間軸をとらえるのが得意な私と、そのときになってみないとわからないとその場で決めたい彼。
正反対の二人にとって何が一番納得いくのか話し合いました。
結局最終的には「今年中にプロポーズしようと思う」と言ってくれました。
最後は強引だったかなとも思うけど、結局私たちにとって一番いい形になったと思います。
10月ごろに日本にビザなし外国人も入れるようになり、急遽冬休みに日本に彼を連れて初めて帰国することになりました。
せっかくなら「結婚の報告もしてしまいたい」ということで、日本でプロポーズする、ということでした。
だけどサプライズで日本に帰る数日前にアメリカでプロポーズをしてくれ、一生忘れられない思い出になりました。
婚約してみると彼の方も "It feels right to be engaged to you 🙂 " とご満悦のようでした。
日本でも私の家族は彼を大歓迎で、短い滞在で私の友達の紹介や結婚式の前撮りまでできました。
その足で彼の実家にもいき、彼のご両親や祖父母にも婚約の報告をしました。
→⑤ 紆余曲折があったけど、今年の7月に結婚式を日本で上げる予定で、いますごく幸せです。
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まとめ
「アメリカ人の彼氏からプロポーズされるまでの紆余曲折」についてご紹介させていただきました。
② 一度危機を乗り越えつつ、毎週末デートを繰り返す
③ 出会って半年で期限のわからない遠距離恋愛に
④ 急遽異国の地で再会し1年弱の同棲生活
⑤ 大学院のためアメリカに2人でわたり、そこでプロポーズ
私たちは決して「出会ってすぐにお互い『ビビッ』ときたので結婚を決めました」というタイプではありませんでした。
何度も危機を迎えながら、なんとか付き合い続け、ラッキーなことに婚約まで来れた感じです。
ただ「これからの人生が変わるかもしれない大きな決断」のときに、私と一緒に悩み、私の考えを一生懸命聞いて理解しようとしてくれるところは彼のすごくいいところだなと思います。
そのときそのときで二人にとってのベストな選択を考えられるので、だからこそお互いの夢と二人の暮らしを両立してここまでやってこれたのかなとも思います。
しょっちゅう喧嘩もするし考え方もものすごく違うけど、言葉にして伝えることを諦めず、チームで乗り越えて行けたらと思います。
長くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました!
☆ 外国人の友達が作りたいのだけど外国人とどこで出会えるのだろう。。。
★ 外国人との交流経験ないけど国際結婚したい!でも何から始めればいいのかわからない。。。
☆ 自分の運命の男性は外国人のような気がする。。。
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