「マリッジブルー」という言葉がありますが、国際結婚においてのそれは、より起こり得やすいです。
なぜなら国際結婚は自分たちで決めること、やり方を調べなきゃいけないことがたくさんあるからです。
例えば日本とアメリカとの国際結婚では、どっちの国で先に結婚手続きをするかどうかによってそのプロセスが全く違います。
そう外国に何度も飛行機で飛べませんから、計画的に準備することが必要です。
自分でやったことあることならまだしも、結婚のプロセスは初めてのことが多く他の人のブログを見ては手探りで情報収集しています。
そのプロセスの途中でストレスに押しつぶされそうになりました。。。
やっとなんとなく結婚式までの流れが見えてきたので、記事にしておきたいと思います。
目次
① 結婚式についての大まかな希望を確認
プロポーズされて婚約したら、他人の前でのお互いの呼び名が"Boyfriend" "Girlfriend"から"Fiancé"に変わります。
呼び名が変わったことで周囲の人から"Congratulations!!"と祝ってもらえて、幸せに浸れます ^^
落ち着いてきたらいよいよパートナーと結婚式をするのか、いつ婚姻の手続きを行って公式に夫婦になるのか、そのために必要なことは何か、といったことを考え始めます。
特に結婚式はお金も準備の時間もかかるものなので、いつするのか、どこでするのか、誰を呼びたいかなどと言った希望を擦り合わせることが大事です。
そうすることでお金を貯める計画であったり、誰に何を話すかといった次のステップが見えてきます。
ビザの手続きに時間がかかることを考え、できるだけ早く婚姻手続きをとる人もいるでしょう。
または自分たちの記念日や結婚式をあげる日に合わせて入籍するカップルもいると思います。
国によってはどちらの国にも報告しなければならない場合もあるし、どちらかですればそれでいい国もあります。
ちなみに日本とアメリカの場合はどちらの国に先に報告するかによってプロセスが変わるようです。
日本の役所に入籍届を先に出した場合、特にアメリカへの結婚報告はいらないそうです。
(逆にアメリカで先に入籍した場合は、日本にも3ヶ月以内に婚姻届の提出が必要)
自分たちがどこに住んでいるか、今後の生活基盤はどこになるかなどと言ったことも影響してくると思います。
じっくり時間をかけて、今後の流れを一度パートナーと確認しましょう。
② 希望地での結婚式場の検討〜下見も
結婚式をすることや、どこでしたいかといった希望がわかったら、できるだけ早い時期に一度下見や問い合わせをするのがおすすめです。
結婚式について詳しくない自分たちだけで考えるよりも、結婚式のプロであるプランナーさんたちにいろいろ教えてもらえるので、効率的に準備することができます。
結婚式場に見学に行った時点でお願いすれば、見積もりも出してもらえます。
それを元に自分たちにとって譲れないものやかかる費用といったものを話し合うことができ、計画が一気に現実的になってきます。
こうして自分達にとって譲れない条件をどんどん具体的にだしていきます。
例えば私たちの場合はこのようなことでした。
・新婦の実家の市内
・予算100万円以下
・ホテル
・英語対応ができる
・無宗教(人前式)対応ができる
場所を新婦側にしてもらったので、その分結婚式場はホテルにして、日本語を話さない新郎の家族友達を安心してもてなせるようにとバランスを考えました。
前から憧れていた、などこだわりの場所があるのならインターネットでプランを調べてみるといいです。
日本なら結婚式場の下見は、実際のチャペルを見ることができたり試食ができたりと、さまざまな特典があります。
海外にいたり遠方であっても、最近ではオンライン対応をしてもらえる場合が多いです。
気になったらどんどんコンタクトをとって、早めにアクションを起こすべきです。
ゼクシーでキャンペーンをやっていたので私はそこで一気に下見の予約を管理していました。
一時帰国で日本に帰ったタイミングで一気に気になっていた場所の下見に行きました。
一週間で4箇所まわるという強行スケジュールをし、婚約者や家族に一緒に来てもらったことで、それぞれの結婚式に向けてのモチベーションやこだわりたいことも共有することができました。
③ 家族に結婚式についての意向を報告・相談
自分達でよく話し合って、「ここにお願いしたい」という場所が決まったら、すぐにでも両家の両親に話をするべきだと考えます。
もちろん一番大事なのは本人たちの意向だと思いますが、それと同時に結婚式は滅多にあるイベントではありません。
決めてしまってから「こう言うふうにしてほしかった」「相談してほしかった」と言われても、契約してしまってからでは遅いことが多いです。
それに両親もやはり我が子の一大イベントに、関わりたいのが本音だと思います。
結婚に反対など事情がある場合は仕方ないけれど、好意的なら両親とどんどんコミュニケーションをとって意向を伝えておくのがいいと思います。
文化や宗教のこともあるので、本人たちが良くても親に「こうしてほしい」という希望がある場合があります。
例えばうちの場合は私の家と婚約者の家の宗教が違うので、公平に無宗教(人前式)の形式をとることにしました。
当日あまり動けない本人たちに変わって、お世話になることの多い両親に、はじめから関わってもらえるるのは心強いと感じています。
④ 日程を決めて式場を抑え、プランナーさんと細かい打ち合わせ
どこの国からどんな関係の人を何人呼ぶのか、特別なリクエストがあるか、衣装はどうするのか、食事は…
ありとあらゆることについて、決めていかなければいけません。
結婚式場に何度も足を運ぶカップルもいると思いますが、国際結婚の場合そう何度も現地に行くことはできないかもしれません。
ちなみに私たちはアメリカにいたので、日本の結婚式場とほぼメールでのやり取りでした。
それも新婦地元のローカルの式場なので、完全に日本語でのやりとりです。
新婦がやりとりして彼にも転送し、翻訳かけて読んでもらうという流れで大まかな流れを決めました。
うちはいろいろと結婚式でやりたいことがあります。
YouTubeで生中継をして、世界中にいる新郎の家族に結婚式の様子を見てもらいたいです。(そのために特定の時間から式を始めます。)
食事会場は結婚式場とは別のところにして、予算を抑えかつ宗教食などニーズに合わせたいです。
挙式の進行を英語と日本語両方でしてほしいです。
「いろいろリクエストしまくりで申し訳ないな」と思いつつも、一生に一度のことなので意思疎通はしっかり行う方がすれ違いも減ると思ってどんどんメッセージを送っています。
プランナーさんとの情報共有しやすいかどうかがとても大事です。
結婚式場を選ぶとき、プランナーさんが頼れそうかというのも私たちが選んだ基準の一つでした。
特に自分たちが直前まで日本にいられない分、プランナーさん頼りになることが多いです。
新しいことが決まったり、聞きたいことがでてくるたびに連絡して、最新の情報を教えてもらっています。
⑤ 招待状を送る
結婚式についての流れが決まったら、今度は招待状の準備をします。
特に海外からのゲストが多い場合は、航空券の予約やホテルの手配、会場の準備などもあるので、一般の結婚式より少し早めに動いたらいいかな?と思います。
紙の招待状を送るのか、それとも最近はやりのオンライン招待状を活用するのか、という点で私たちは悩みました。
また、式に呼べない人にはどのように結婚の報告をするのか、ということも焦点になりました。
「結婚式の常識」というのが私側と彼側で結構違ったこともあり、それをお互い説明し、自分たちにとって一番しっくりする方法を話し合いました。
(例えば、私は結婚式にこれるかどうか確認してから、確実な人にのみ招待状を送ろうと考えていたけど、彼は相手が来れても来れなくてもひとまず親戚全員に招待状を送りたいと考えていたなど。)
結局私たちはそれぞれの祖父母にだけは紙でも招待状を送ることにして、あとの人はウェブ招待状のみにすることにしました。
結果、紙の招待状は自分たちの記念にもなったけど、ほとんどの人の出欠をインターネット上で管理できたのでいいとこ取りができたと満足しています ^^
ちなみにウェブ招待状はブラプラというものを使いましたが、無料だし回答を英語と日本語対応にできたのでそれも大満足です。
結婚式はとにかく、決めることがたくさんあります。
いつまでに返事が欲しいのか、それによって呼べる友達の数が変わるのかなどを計画的に考えて、逆算して動くことが必要です。
⑥ 衣装合わせ
衣装については私たちはあまりこだわりがない方だと思っています。
ドレス選びで何日もかける人がいるのも知っていましたが、なんせ時間にも予算にも限りがある私たち。
パッケージの中に含まれている衣装の中から、挙式の数日前に選ぶことにしました。
ちなみにアメリカでは「結婚式場のプラン」という考え方があまりなくて、自分たちでプランニングしたり、結婚式プランナーをやとったりして自分たちで準備を進める傾向があります。
だから当然ドレスやタキシードも自前で一式揃えます。
ですが、日本ではレンタルするのが一般的です。
衣装を買うとそれを管理したり国を超えて運んだりするのが大変に思えたので、挙式2、3日前に式場提携のところで決めることにしました。
とにかく予算を抑えたかったので結婚式では花嫁の衣装は白のウェディングドレスのみにしました。
その分、去年の年末に日本に一時帰国したときに前撮りを和装とカラードレスでしました。
結婚式で何着も衣装を着ると、時間もとられるし予算も大きく上がってしまうので、前もって写真で残せて満足です。
ちなみにアメリカでは、結婚式当日まで新郎は新婦の衣装を見ないでおくそうです。
ファーストミートといって、式当日の朝に衣装をはじめて見せてサプライズという楽しそうなイベントです。
彼にやりたいか聞いたところ、「できるならぜひやりたい」ということだったので、プランナーさんに相談してできることになりました。
いろいろと私たちの希望をサポートしてくださるプランナーさんに感謝しています。
⑦ 本番
本番では、3時間前くらいに式場に行って衣装や髪のセットアップをしていただく予定です。
本番直前のリハーサルでYouTube生中継を試したり、流れを頭に叩き込んだりと直前までまだまだやることがあります。
式後の食事会や婚姻届提出などもあるので、当日何事もなく、自分達もゲストも楽しめる日になることを願うばかりです。
まとめ
「婚約してから国際結婚するまでの流れ〜日本で婚姻手続き&結婚式をする場合」についてご紹介させていただきました。
② 希望地での結婚式場の検討〜下見も
③ 家族に結婚式についての意向を報告・相談
④ 日程を決めて式場を抑え、プランナーさんと細かい打ち合わせ
⑤ 招待状を送る
⑥ 衣装合わせ
⑦ 本番
婚約して、束の間のふわふわ幸せ期間を楽しんだ後は、結構忙しい日々に突入しました。
結婚の準備には「これがスケジュール」と言う決まったものはありません。
だけど大まかな枠を自分達で決めていかないことには、話が現実的になっていかないので、ジレンマがあります。
今回リストアップしたものの他にも、マリッジリングの購入や、両親へのプレゼント、日本国内旅行のプランニング、YouTube生中継のための準備など、あとからあとからすることがでてきます。
体は一つしかないので、まとまった時間がとれるときにまとめて進めていこうと思います。
私たちは何度か喧嘩しつつも、毎週のように結婚式についての相談をして、なんとか一緒に進めていっています。
とはいっても実は、毎日のように「◯◯が足りない」「もっと調べないと」と焦ってしまい、結婚式半年も前からものすごいストレスになってしまいました。
一度おちついて、いままで調べたことを整理して紙にまとめたらかなり楽になりました。
日程や会場、開始時間など確かに前もって準備しなきゃいけないこともあります。
でも実際の細かいことは式が近づいてからじゃないと決められないこともあります。
結婚式まで毎日結婚式の準備をするわけにはいかないし、日常生活でするべきことが手につかなくなってしまうとストレスが溜まります。
私たちの場合は平日は極力結婚式系のことには触れず、週末にまとめて連絡することや婚約者と話し合うことにしました。
それによってメリハリがついて平日ストレスに押しつぶされそうになることもなくなりました。
あとはやることリストを彼と共有して「二人でやる」という意識をもってもらうようになって気持ちが楽になった気がします。
後悔のないように、日々の生活も大切にしながらストレスを溜めずに進めたいと思っています!
☆ 外国人の友達が作りたいのだけど外国人とどこで出会えるのだろう。。。
★ 外国人との交流経験ないけど国際結婚したい!でも何から始めればいいのかわからない。。。
☆ 自分の運命の男性は外国人のような気がする。。。
こういったことでお悩みの方、相談したいことがある方はお気軽に無料メール相談をご利用ください。